ピル(OC・LEP)を病院で手に入れる、として、
次に、「どんな病院で」手に入れるのがいいか?
答えは「ピルの専門病院」です。
「ピルの専門病院」の見分け方は?
それは、以下の点に注意してください。
まず「何科」がいいか?
それは「婦人科・女性医療」一択です。
最近は、ピルを入手できる「いろんな科目」の施設が増えましたが、どこで買っても同じでしょうか?
とんでもない。
「いろんな科目」の施設が「ピルOCを売る理由」、
これ、何故だか分かりますか?
答えは簡単、
「医師の不労所得を増やすため」です。
つまり、、
「医師の手間がかからず、儲かるから」です。
正確には、、、
売る側がそう思っているだけなのですが。
副作用も少なくて安全性も高そうだし、
オンラインやネットでも売れるくらいだし、
なんかあったら専門の婦人科に行って貰えば良いし、と言った発想です。
とんでもない。
ピルは確かに有益で、安全性も高く、女性の人生の質(QOL)を高めてくれる、非常に有用な「ライフデザインドラッグ」です。初潮から閉経まで、すべての女性にお使いいただける可能性があります。
でもだからこそ、
よりきめ細やかな個別対応が必要です。
適切に、安全に、快適にお使いいただくために、
ピルを処方する医師には、ピルや女性ヘルスケアに関する幅広い知識と多くの経験が求められます。
メインコースに付けて単価を上げるハウスワインのような発想で、バイトにすすめさせてピルを扱っている?専門外の「いろんな科目」の施設では、ピル購入は不安が残りますね。
ピルは専門施設で「テイラーメイド」がおすすめです。
ピル(OC・LEP)を「婦人科・女性医療」病院で手に入れる、として、次に、「どんな病院で」手に入れるのがいいか?
答えは「ピルの専門病院」です。
「ピルの専門病院」の見分け方は?
それは、以下の点に注意してください。
・まず「何科」がいいか?
「婦人科・女性医療」です。
「産婦人科」より「婦人科」です。
「産」がつくと、日本ではまだまだ「妊娠すること」「産むこと」が中心で、「妊娠しないこと」「産まないこと」に手も気もまわっていないのが現状です。
こう言うと、ピルを得意にされている産科の先生方からお𠮟りを受けそうですが、産科医、助産師を含めて、「産むこと」のエキスパートが、「産まないこと」の指導をするのは、産科医療の多忙さからみて、時間的にも体力的にも、まだまだ困難なのが実情です。
でそれでいいんです。
高度に細分化した良質な医療を提供するためには、
餅は餅屋、つまり、
お産は「お産屋」、
ピルは「ピル屋」です。
「京都のピル屋」は、SHIMEにお任せ下さい。
望まない妊娠とその中断をくり返すことにより、心身共に健全な女性が本来もっているはずの妊娠する力(=妊孕能)を低下させる可能性が指摘されています。避妊は、「現在の望まない妊娠」を防止するためだけではなく、「未来の望まない不妊」を予防するためにもとても大切です。
ライフデザインパートナー
医学的には非常に多くのメリットがあるにも関わらず「ピルは副作用がコワイ」といった誤解に惑わされて、まだまだためらっている方も多いのではないでしょうか。世界の先進諸国の中でも日本のピル普及率が突出して低いのは、日本の歴史や文化にも関係がありそうですが、何より一番の原因は「知らない」ことにあるようです。ピルのことをもっと知って、もっと身近に、もっと上手に使いこなせば、より快適で充実したライフデザインが実現できます。
幼少時、祖父母との同居生活の中で、両親が介護をしている姿をずっと見てきました。小さかった私は、生と死さえもまったく何もわかってはいなかったけれど、病気や医療は、間違いなく私達の「日常」でした。
中学生の時、理科の授業で牛の眼球の解剖を経験したことは、その後、医学の道を志すことを決定づけた一つの重大な出来事でした。メスを入れて眼球の内側を見た時、そのあまりの美しさにしばらく呆然として身動きがとれなかったことを今でも覚えています。「人の目の中もこんな風だよ」という先生の言葉でわれに返り、あらためて生命の不思議さ、美しさに畏怖の念を禁じ得ませんでした。
「身近な友達の役に立ちたい」というシンプルな動機から産婦人科医を選んだことも、私にとってはごく自然な流れだったように思います。 産婦人科病棟では、生命の始まり(出産)と終わり(死)に日々同時に向き合います。生まれてから死ぬまで。一つの生命としてみればとても平凡だけれど、一つの人生としてみれば、どれ一つ同じ歩みはなく、どれも崇高で深遠な歴史に他なりません。
役割分担が細分化されてきている医療において、私が目指したのは「日常生活のレベルで役に立つ医療」。大事件でなくても、何となく思い悩むことが人にはあります。そんなことをひとつひとつ大切にサポートしたい。今でこそ漢方はライフワークになりましたが、もとはといえば漢方薬を勉強し始めたのもそういう小さな想いからでした。
医療には限界があります。まだまだ人の体やシステムがすべて解明された訳ではなく、すべての病気が克服出来る訳でもありません。そんな中で、人々の健康に関する不安を取り除くにはどうしたらよいでしょう?
それは「知る」ことではないでしょうか。そして、私達、志馬クリニックに出来ること、果たすべきことは、「良質の情報を正しく伝える」ということ。
私達は、皆さんのリプロダクティブヘルス(性と生殖に関する健康)を守るコンシェルジェ(相談役・案内人)として、あなたに伝えるために一生懸命勉強して、伝えるための技術を磨いて、いろんな準備をして、頼って下さるすべての方の、健康に関する不安を安心に変え、安心を希望に変え、希望を幸福に変えることで、健やかで幸せな未来の礎となりたい、と願っています。
この度、ご縁あって、
志馬クリニック京都の院長を拝命しました、
藤原睦子(ふじわらむつこ)と申します。
皆さまは、プレコンセプションケア(preconception care)という言葉をご存知でしょうか。
直訳すると「妊娠前のケア」ということですが、
いわゆる従来の結婚前だけの「ブライダルチェック」よりさらに幅広く、思春期から性成熟期にわたって、将来の妊娠を考えて健康に取り組もうという考え方で、世界保健機構(WHO)では「妊娠する前の女性やカップルに医学的・行動学的・社会的な健康介入を行うこと」と定義されています。
妊娠をこれからする予定の女性が、妊娠する力を維持、もしくは向上させていくことができる婦人科診療です。
そして妊娠出産後は後回しにされやすい
女性の体をケアする「ポストコンセプションケア(postconception care)」も私たち婦人科医の大事な仕事です。妊娠の前も後も、あってもなくても困り事となりやすい月経と上手に付き合っていくご相談を気楽にさせて頂きたいと思っています。
長年、体外受精を中心にした不妊診療に携わってまいりましたが、もう少し早い時期から妊娠する力の維持・向上にかかわらせていただいていたら、と思うケースが多々ありました。多くの方が、お仕事のために通院できなかった、と言われるのを聞き、利便性がよい場所で、通勤前後の時間に配慮して診療することの必要性を痛感しておりました。ここ京都駅前で忙しい女性に寄り添って、健やかにすごせるお手伝いと、妊娠する力を支えるお手伝いができますことを願っております。